• オーキド研究所を出て、再びトキワシティに来た。

    買いたくてウズウズしてたモンスターボールも買ったし…v

    あ、次はトキワの森を通るんだっけ?

    虫がいっぱいいるから毒消しも買っとこーっと。

    「すいませーん。毒消しと…キズグスリくださいッ」

    「これからトキワの森かい?」

    「ハイ、そうです」

    「じゃあ気をつけなよー?あそこは虫取り少年がいっぱいいるから」

    「マジですか?はーい、気をつけますv」

    「頑張ってね」

    一個オマケだよ、と言ってキズグスリを一つオマケに貰った。

    ラッキーラッキー☆★





    ちょっと歩くと、ジムらしき建物を発見。

    行ってみたんだけど…鍵がかかってるみたい。

    「あの…ココ、何で閉まってるんですか?」

    ジムの扉の横にいたおじいさんに話しかけた。

    「あぁ…そこにはジムリーダーが今不在でね。だから、鍵をかけているんだよ。そういや、ココには随分と帰ってきとらんようじゃよ?」

    「有難うございました」

    ペコとお辞儀をして、ジムから離れた。









    「そうか…不在のジムリーダーかぁ…。じゃあ、ココはひとまず後回しだね」










    呟きながら、トキワの森のゲートまで来た。

    「さーて、ポケモンはフッシー、君だけだよ?頼りにしてるからねv」

    チュ、とフッシーの入ったモンスターボールにキスをして、森へと入った。

    目に入ったのは、いきなり少年。

    「ゲッ…もしかしてトレーナー?」

    そう考えていると、少年がコチラへ向いた。

    「あ、お姉ちゃんトレーナー?」

    この歳でお姉ちゃんって言われちゃったよ!

    10歳なのにお姉ちゃんだって!嬉しいv

    …じゃなくて。

    「うん、そうだけど…。あなたは?」

    「僕ね、友達を虫取りに来てるんだー。だけど中々友達帰ってこなくて。

    あ、この森には対戦を待ち構えてる虫取りがいっぱいいるからね。注意した方がいいよ」

    「有難うv早く友達と会えるといいね」

    ニコリと微笑んで、少年の元を去った。















    それにしても………!!

    何故こんなに草むらが多いのか!?

    出るわ出るわ、虫がいっぱい。

    キュピーン☆

    誰かの視線に捕まったと思いきや、少年A(仮名)がコッチへ来るしー!?

    「お前、トレーナーだな?勝負しろ!」

    いきなりかよう!!

    冗談じゃねぇよ。

    あぁ、でも現実から目を背けちゃダメよね?

    「仕方ないッ行け、フッシー!」

    虫が苦手なのは分かってるけど…でも頑張って!

    「ィェィ☆★☆あたしの勝ちね」

    レベル差があったため、あたしの勝利。

    「チェッ」

    賞金…35円を貰った。

    ぃゃぃゃ…いくら何でも安いでしょ…。

    まぁ、少年だし?勘弁してやるか。








    出口が近くなって来た。

    これまでに倒したトレーナーは3人。

    でも、おかげでフッシーがつるのムチ覚えたもんねッ!

    さて、残りの一人を倒してニビへ向かう。

    …しかし、そうはいかない。

    捕まえてないわよ!あれを!

    「ピカチュ?」

    「そうそう、ピカチュウって…え!?」

    振り向くとずーっとずーっと待ってたピカチュウ。

    「キャーvピカチュウじゃんvこの辺ウロウロしてたかいがあったv」

    サッとフッシーを出して、やどりぎのタネを植えつけた。

    ピカチュウが電気ショックを放ったが、草に電気はあんまり効かないのじゃv

    「フッシー!つるのムチ!」

    フフフ。弱ったところへ…

    「行けッモンスターボール!」

    ガタガタとモンスターボールが揺れる。

    ゴクリとツバを飲み込んだ。

    ピコーンという音とともに、図鑑へとピカチュウのデータがアップされた。

    ってことは…?

    「ヤッター!ピカチュウゲットでチュウ」

    捕まえたピカチュウに、ピカという名前をつけた。

    「さて、ニビシティへ急ぎますか」